みなさん こんにちは!
鷹匠店 鈴木でございます^ ^
今回は私が自腹で作ったスーツの中で
「これは本当にいい!」と感じたものをランキング形式でご紹介いたします。
予算の関係でゼニアやデルフィノなど、
最高峰の生地では作ったことがありませんm( )m
もうワンランク下の価格帯がメインではありますが、
間違いないものだと思いますので、
この冬のスーツの参考までにご覧いただければと思います
【自腹で作って本当に良かった生地】
【第3位 ~2着59,800円コーナーの無地~】
アークは価格別に生地が分けられています。
その中で2着39,800円・2着49,800円・2着59,800円までは海外縫製、
それより高い生地を国内縫製にしています。
やはり国内縫製の方が手間をかけて作りますので着心地も見た目もよいです。
入社以来しばらく国内縫製でしか作っていなかったのですが、
先日久しぶりに2着59,800円の海外縫製でスラックスを作りました。
しなやかで きめ細かいウール100%のシンプルな黒無地の生地です。
スラックスだけ作ったのですが、
「冬用」というよりは春・秋・冬の3シーズンの厚さの生地なので
本格的な冬時期には少し寒いとは思います。
ただ予想以上の仕上りでしたので第3位にランクインです。
「長いシーズン着られるものがいい!」
「柔らかい生地が好き!」
そんな方へオススメできる、間違いない生地かと思います。
色違いはグレー・紺・黒の3色です。
(スラックス1本10,000円+税)
【第2位~カノニコのフランネル生地~】
イタリアの”カノニコ”というブランドのフランネルを作りました。
フランネルスーツはこれからの本格的な冬に向けて、個人的には
クローゼットの中に1着2着は持っておいた方がよいと思います。
・仕立て映えする適度な厚み
・季節感のある見た目
・保温力
・耐久性
・シワのつきづらさ
たくさんの良さがあります。
確かに他の生地と比べれば着用期間は11月~2月前後と短いです。
ただ、しっかり気温が下がった日の朝、
クローゼットのフランネルに手をかけ袖を通した瞬間、
その良さはきっと感じていただけると思います。
着用期間のデメリットを差し引いても、第2位です。
(カノニコのフランネルスーツ 1着58,000円~)
【第1位~カノニコのヘビーウエイト生地~】
カノニコはトレンドを抑えた”柔らかい生地”が特徴のブランドです。
その中にあって異色な、とても重い生地、
今回の第1位です^ ^
各ブランド生地には重さが表記されています。
↓”CANONICO”の上にある「360g」が重さです。(1m当たりの重さ)
春夏用で240~260g程度、秋冬用で270~300g程度になりますので
360gはかなり重い部類の生地です。
今 各ブランドが展開している生地には”軽さ・柔らかさ”を
売りにしている生地がたくさんあります。
しなやかさで艶があり、着やすい。
良いスーツの条件かもしれません。
でもそんな、ラクなだけの着心地のスーツではなく、
しっかり「着てる感」のあるスーツもとても魅力的です。
袖を通すと適度な重みがあり、肩にはまる様な やや硬い着心地のジャケット。
硬く重いからこその本物感。
硬く重いからこそのシルエットの揺るがなさ。仕立て映え。
そんな古き良き「スーツ」をしっかり実感できる本格派なシリーズです。
「フランネルほど厚くなく、張りのある生地で冬用スーツを作りたい」
「流行に左右されない、クラシックなシルエット・サイズ感で着たい」
そんな方にピッタリの生地かと思います。
↑ミディアムグレー無地や柄物も一部展開中です。
(ヘビーウエイトスーツ:1着68,000円)
【番外編:作って後悔した生地】
“派手”と”オシャレ”をはき違えてはいけないことを教えてくれました。
そんなところで、
また次回
よい日曜日を!