平素は格別の引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

松戸店のニホンギです。

 

２０２４年はパリ、ミラノ、ロンドンなどファションが広範囲で多様化注目され、日本においても時代はイタリア・ファッションだけではなくなりました。

そうしたなか、お客様からイタリア・ファッションの現在の特徴についてのご質問があり、本日はイタリア・ファションにフォーカスし、より深くわかりやすくまとめ、是々非々の観点で忖度なしに濃い内容でお届け、解説させていただきます。

これを読めば解決‼２０２４

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ご存じイタリアのスーツはイギリスの特徴である格式が高く構築的、しっかり芯材が入るスーツとは明らかに趣を異にします。

特にイタリアのナポリ仕立ては、とにかく軽く、シルエットやファッション、曲線にこだわることが良い仕立ての条件と言います。

ジャケットのディテールはハイゴージ、ワイドラペル、ベリード（湾曲した衿）、アンコン、段返り、パッチポケット、バルカポケット、マニカカミ―チャ、大見返しなど独特のディテール９点セットが特徴です。

２０２４年現在は上記の９点セットのスーツは見かけなくなりました。９点セットについてはそれが今も好きな人が着るといった感じでしょうか。

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では早速本題へ

①イタリア・ファッションの良さとは？

②そのこだわりとは？

③カッコ良さ女性受けする理由？

④見てわかるファスト・ファッションを選ばないこと

⑤仕立てと色、天然素材にこだわること

⑥ＯＮ・ＯＦＦ共にジャケットを着る

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１）イタリアのクラシックとは？クラシコイタリア協会の目的とは？
伝統を後世に残し、伝統的でありながら古さを感じず、エレガント（洗練された、優雅な、上品）でカッコよく、お洒落、真似したくなる憧れな存在です。

２）そして堅実なビジネススーツのイメージ（ネイビーとチャコールグレイにシャツネクタイ）とは大きくかけ離れたドレスダウンが鉄板

更にイタリア・ファッションの特徴を深堀していきましょう。

①スーツ、ジャケットは共に天然素材

（夏はコットン１００％麻１００％もありますが、やはりサマーウール秋冬もウール１００％）の柔らかい軽い素材だからこそ生まれるきれいなドレーブ、シルエットへのこだわり、素材が重要です。

クラシック回帰

サスティナビリティ（意味は持続可能性ではなく長年着続けれて価値が下がらず自然に優しい天然素材）

その特徴とは？

１）現在は過去の細さと短さの執着ではなく

２）平成まではアンコンや薄い芯を使用した仕立て、いわゆるナポリ仕立てのジャケット、スーツまでもがアンコン一辺倒ななか、英国調の構築的なダブルスーツが見直されました。

３）プリーツ（タック付）テーパードパンツが令和の主流です。

４）広めラペル、サイドベンツ、シングル段返りジャケット、シングルのスリーピースでは襟付きダブルのベストやダブルスーツが人気です。

５）衿が開き過ぎないワイドカラー、ピンホールやタブカラーのシャツが主流です。

６）短期間で使い捨てではない、上質な天然素材が令和の共通事項である傾向です。

上記の流れは２０１０年初期頃から注目され、２０１５年頃から各ファッション雑誌でも大きく特集が組まれています。映画や海外人気ドラマでも良くお見かけしました。

バラエティ番組で出演されている、男女を問わず、特に若い世代の人気俳優さんの着用スーツは、既にスリムフィットではなく、適度なゆとりのあるスーツです。

ファッションもある意味鮮度がすべて、どこへ行ってもモドキの類似商品だらけ、老若男女みんなが着た服は終息を迎え、簡潔に言うとファッションは新しいか古いか、一度トレンドとして流行ったビジネススーツもカジュアルもまたすぐに復活することはなく、再度注目されるとしたらだいぶ先のことでしょう。

②きれいな色のコーディネート

（各シーズンの傾向トレンド色でコーデ、黒はNG）

③コーディネートするパンツは白

他デニムパンツ姿も多く見られます。

④パンツの股下は

ノークッションでくるぶしを見せるファッションが現在も根強く、ディテールではパリ・ミラノで共通したシルエットは１～２プリーツのパンツが主流です。

⑤シューズは

スリッポンタイプのブラウン

バッグは上質な革の手さげ、小型のクロスBAGなど、利便性ではなく、良い服のシルエットが活きるようにルックス重視です。

⑥着る場所

Onではなくカジュアルなシチュエーションでもジャケットを着用、サイズの合ったシャツ、パンツ、ビジネスでははかないタッセルローファーなどのスリップオンを好む傾向が強いです。

⑦イタリアは個性豊かなテーラーが多く

着る側は仕立ての良さを重んじ、時計・アクセサリー・ハット・サングラス・革靴にも拘り、まさにファッションはトータルとし、良い物を常用しファッション・スタイルを格上げ、一方、見てわかる既成のファスト・ファッションをチョイスすることはまずないようです。

⑧老若男女から見ても

イタリア・ファションは素敵、カッコイイの理由がここにあります。

エレガントに振る舞い徹するのがカッコ良さの秘訣と言えるでしょう。

⑨イタリアのファッショニスタは

清潔感、エレガント（洗練された、優雅な、上品）、お洒落、dapper、最強の女性受けする条件がここにあり、dapperとは？小粋、小キレイ小ざっぱり。きりっとした、バリっとしたなどを意味します。

３）サマーシーズンも例えば都内銀座をTシャツ・短パン・サンダルで電車で移動したり歩くことはないようです。

４）個性を重んじ、自分に似合うスタイルを持っています。

今シーズン２０２４春夏から今後もトレンドである白スーツ、特に白のパンツは秋冬でもコーデの鉄板です。

上記のファッショニスタが観れるYOUTUBE（２０２４ミラノメンズコレクションやピッティ会場他）もお時間ございましたご覧になるとよろしいのではないでしょうか！

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ビジネススーツもカジュアルも現在の流行で世の中支配されています。

もちろん、イタリア・ファッションも長く大きい８０年代のアルマーニやベルサーチの時代から

 

 

 

 

 

 

 

 

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９０年代は真逆のボディコンシャス細目のシルエットである９０年代からのプラダやトム・フォードによるグッチを中心とした流れ、そしてさらにピタピタパツパツの時代へ

 

 

 

 

 

 

 

 

そして令和時代は再び確実にゆったりした服へと進化しました。

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・過去現在ともにトレンドの仕掛け人はラグジュアリーブランドでした。

・トレンドはこれまでシャワー効果として、もどきの商品を中心に既製品の量販店、そしてオーダースーツまで紐付きました。

・コーデも時代錯誤にご注意！

・トレンドはこれからもラグジュアリーブランドから発信され２１世紀のフィルターを通したスタイル、ディテール、サイズ感、素材、仕立てで支配されていくでしょう。

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あまり知られていませんが

イタリアには３つの仕立てがあります。

①ミネラーゼスタイル（イタリア北部ミラノ）

特徴はコンケープショルダー、構築的な英国風、ミラノは銀行が多く堅く堅実な身なりが重要、英国のスーツとの違いは柔らかい着心地。

②フロレンティーンスタイル（イタリア中部花の都フィレンツェ発祥）

特徴はアメリカンタイプ、フロントダーツナシ、Liverano＆Liveranoは有名です。

③ナポリ仕立て（イタリア南部温暖なナポリ）

平成の主流ナポリ仕立て

特徴は軽さ、段返り、アンコン、マニカカミーチャ、バルカポケット、パッチポケットがあります。

スーツはイギリス発祥ビスポーク、既製服はアメリカというように少なからずイタリアも英国やアメリカから影響を受けているようです。

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カジュアルな装いとして

アンコン

ビジネスで着るアンコンの定着

一方ではアンコンは９０年代からアルマーニ、ドルガバ、ナポリと浸透

プレタポルテ人気有名ブランドから出ていましたが、ナポリ仕立ての仕事用としてのアンコンストラクテッド、（芯もパットナシ、非構築なという意味）そしてマニカカミーチャ（イタリア語でマニカは袖、カミ―チャはシャツ、袖付けがギャザーのようにイセ込むことでシャツを着たような感じの着心地）は、１９９０年代頃から注目されました。

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良く誤解のある

クラシコイタリアについて

よく誤解があるのですが、クラシコ・イタリアについて深堀していきましょう。

クラシコ・イタリアとは？

クラシコ・イタリアを語るうえで、こういうディテールや見た目がクラシコ・イタリアという事ではなく、クラシコ・イタリアとはクラシコ教会を指します。

ではさらに深堀していきましょう。

クラシコ・イタリア協会とは、フィレンツェが本拠地の伝統的既製服縫製業界組合。１９８６年ダウンジャケットで有名なヘルノのジュゼッペ・マレンツィにより古典的伝統的な縫製技術を持つ縫製会社で結成されました。そこで作られた商品の傾向を一まとめにしてクラシコ・イタリアと呼びます。協会には、ルイジ・ボレリやイザイア、キートンなどそうそうたるメンバーが集結。

協会の目的とは？

１）ハイ・クオリティのモノづくり
２）アルティジャーノ（職人）の技術を継承すること
３）代々受け継がれてきたイタリアのクラシック・エレガンスを後世に残すこと

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流行色トレンドがどこでどのように決まるのか？

詳しくお知りになりたい方は過去のブログ

「２０２４年流行色パントーン＆ＪＡＦＣＡとは？ファッションは色からトレンドが決まる! 徹底解説』

をご覧ください。

スーツのトレンド時代と共にどのように決まるのか？

詳しくお知りになりたい方は過去のブログ

「スーツ４０年史 トレンドの仕掛け人は〇〇だった！スーツの流行は真逆へと変化した！スーツコーデの過去現在 オーダースーツとトレンドがどう結びついたのか？これを読めば解決！』

をご覧ください。

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スーツの歴史について、勉強されたい方は

次の３冊がお勧めです。

（キャリー・ブラックマン（メンズウェア１００年史）

（ハーディー・エイミス（イギリスの紳士服）

（片瀬平太（ナポリ仕立て奇跡のスーツ）

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今後もお役立ち情報、お客様の知りたい情報を中心に簡潔にわかりやすく所見ではなく事実を発信していきます。

松戸店のインスタもお時間ございましたら是非、ご覧いただけますと幸いでございます。

松戸店ではクラシックとトレンドの両輪、どちらもお気軽に是非、松戸店へお待ちしています。

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アーク松戸店

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