平素は格別の引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
皆様こんにちは、ニホンギです。
本日は、お顔の形に合うシャツの襟型と現在の襟型のトレンドについて解説させていただきます。
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はじめに
大人がビジネスマンとしてドレスシャツを選ぶ際の基本や注意点とは?
大人が似合うシャツとは?
ヨーロッパではフォーマルに白、ビジネスに淡いブルーが鉄板。
取引先の方に安心感を与えるためにスーツやシャツを着ることです。
1)スタンダード(定番や基準)、過剰な装飾は返って下品な印象を与えることもございます。
2)品質
3)オーソドックス(正当な)
ご自身のお立場や環境ご年齢にあうシャツ、そして何よりもオーダーでサイズが合うシャツを着ることで信頼され、好印象につながります。それがシャツを選ぶ基準ではないでしょうか。
新入社員の方は爽やかに清潔感のあるシャツを
役職の方は見た目とイコールであることが望ましいです。
信頼感は安心感でもあり、信頼関係を早く築けることにもなります。
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2005年からスタートしたクールビズ、施行から19年がたち、シャツスタイルも変化しました。
当初は、ボタンダウンが圧倒的な人気でしたが、ビジネスにおいてはカジュアル過ぎ、理由はボタンダウンとは、もともとポロ競技の際に馬に乗り風で襟がバタバタしないように襟の先にボタンをつけました。どちらかというと綿パン等に合わせるカジュアル向きなシャツです。
アメリカントラッドではオックスフォード素材が定番ですが、糸を2本づつタテとヨコで平織りで織られ見るからに厚手で結果夏のクールビズでは暑く向きません。
オックスフォードを否定するわけではなく、わざわざ35度超えの夏に厚手の生地を着なくても、着る時期が違うということです。
イタリアシャツブランドのFRAYやLUIGI BORRELLIではオックスフォードを扱っていますが、アメトラとはまるで印象が違うのも事実です。
21世紀はわかりやすく言うと全世界ヨーロピアン、アメトラをとり入れなくとも、ブロードの方が夏のビジネスでは万能といえ、暑苦しく見えないので人からのうけも良いですよ。
ブロードとは?
アメリカではブロードクロス、イギリスではポプリンと呼びます。
特徴は平織り、強度、薄手で光沢がございます。
剣先を固定する役割の衿型としてスナップダウン(スナップボタン使用)にしますと表面上ボタンが見えませんのスッキリスマートで洗練されたな印象になりボタンダウンと同じ役割をします。
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ボタンダウンのシャツのあと流行りました衿型は2010年代前半まではホリゾンタルやカッタウェイが流行りました。
カッタウェイは流石にネクタイをするとあまり美しく見えませんが、引き続きクールビズにはよろしいのでは
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この10年の傾向は?
シャツ衿型のトレンドは?
カッタウェイやホリゾンタルカラー⇒セミワイドまたはあまり剣先が開かないワイドが現在のスタンダード主流です。(ネクタイを締める時期はタブカラーが人気です)
タブカラーとは、「タブ」とは紐という意味で、「カラー」は襟を指します。
襟につまひもがついていて、ネクタイをした時に立体的に見え、Vゾーンが華やかに小粋にみえます。
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シャツの素材の時代背景と長所と短所
もともと英国の貴族が着るシャツ素材はリネン(麻)でした。高価なためインドから綿素材を輸入し、その後輸出するようになりました。
その後1950年にポリエステルが開発され日本国内では1957年東レ、帝人からテトロン名で生産されるようになりました。ポリエステル混紡の特徴は、ご自宅で洗えて、ナイロンの次に丈夫、シワになりにくいのがメリットです。
ポリエステルのデメリットは静電気が起こりやすく。毛玉ができます。吸湿性が低く、汗を吸わないので暑い季節はベタベタし不向きです。またある程度の期間を過ぎるとスチームアイロンでもシワがとれなくなります。
ビジネスで着るシャツの素材は綿100%のブロードがお勧めです。
綿100%実は衣料品では一番生産量が多く丈夫です。
特徴は保湿性、防署性に優れ、水分が蒸発する際に熱を奪います。特に湿った状態に強いため洗濯に強く夏場に本領発揮します。夏場高温多湿の関東で過ごすには、汗も吸い取り快適です。優れた綿100%が四季を通じて春夏秋冬のマストアイテムといえます。
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ネクタイの結び方
ウィンザーノットやダブルノット⇒プレーンノットと言われ、衿型共に10年近く経過しました。
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次にお顔の形別、大きさにより合う衿型、シャツのカバーコンプレックスについてです。お顔に近いシャツの襟型はとても重要です。好印象を残したいものです。
次にトレンドとは別に自分らしさといえるテクニックを身に付けましょう。
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ご自分に実際どのような衿型が似合うのでしょうか?
ご自分のお顔の縦と横幅の長さ、どちらが長いかが目安です。ご自分のお顔をお手持ちのアイフォン、スマートフォンで画像を撮り、おでこの生え際からあご先へ、だいたいの円を描きます。お顔の一部が円からはみ出していれば四角とご判断ください。
①三角形のお顔と
②面長の方はワイドカラー、カッタウェイやホリゾンタルカラーがお勧めです。
③四角いお顔の方はタブカラーと
④丸顔の方はナローカラー(襟と襟の感覚が狭い)剣先を丸くしないようにしましょう。
さらにお顔の大きさにより、お顔が大きい方は剣先を長く、小さい方は短くすることをお勧めします。
今後、是非、お試しください。
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※因みに眼鏡サングラスは、眉毛の上からあご先まで、縦と横幅どちらが長いかで判断します。(おでこを除きます)
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昨今のスラックスのトレンドとは?
2013年頃からお洒落なお店の方やファッショニスタ中心にタックパンツが、はかれるようになりました。その背景としてはノータック、単に細いパンツが飽きられたこともあります。
えっ なぜ?
もう少し近況のファッションについて深堀していきましょう。
2019年頃には渋谷へ行くとみんなタックパンツをはいていました。現在のセレクトショップもほぼタックパンツ中心の品揃えです。
当方も2013年頃から私物のスーツ、単品パンツは全てタックスラックスです。
着用されるアイテムは普遍ですがメンズも流行があります。
細いスーツが登場し流行った背景を深堀していきましょう。
1993年頃からプラダ、グッチ(トム・フォードがディレクター)等、これまでとは違う正反対の流れが注目され絶賛、新しい血が入ることでファッション界が活性され、その後2004年頃には、さらにピタピタパツパツ度が加速し定着しました。
90年代というと、まだまだゆったりした、言い換えるとダボダボのソフトスーツが世の中を支配していました。しかし全くの正反対である細身の体にフィットしたスーツの流れが、結果平成の主流となりました。
当時スリム、ショート、ノータック、センターベントはお約束なようなスタイル。
ボディーコンシャスの上着やノータックパンツの登場から30年以上、さらにピタピタパツパツの登場から20年が経過し
スリムフィットスーツの仕掛け人、現在世界のファッション界に多大なる影響を与える人気ラグジュアリーブランドは、パリ、ミラノ共にタックパンツが中心となりました。
確実に変化しています。
この流れは、続きます。
シューズ
カジュアルらしくローファーの推奨が多いですが、ビジネスにローファーも日本独自の文化、どんなにいいローファー靴を履いても、学生のようで….
ヒモなしでのカジュアルでしたら甲に全く飾り装飾のないスリッポンがヨーロッパで今季ヒット、しばらくの間新鮮な状態でよろしいのでは
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シャツの過去ブログ
ワイシャツ?Yシャツ?カッターシャツ?語源 起源
お時間ございましたらご覧ください。
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