初めてのスーツ 形 色 柄 夏と冬では生地が違う 安心 信頼 信用を手に入れよう 徹底解説 2024

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平素は格別の引き立てを賜り、誠にありがとうございます。

こんにちは、ニホンギです。

 

本日は

初めてスーツを着る方、失敗しないスーツを選ぶprocessについて解説させていただきます。

これから迎える4月は卒業を終え、企業への入社、新しい年度のスタート。

これからスーツを着るようになる方もいらっしゃると思います。

しかし何を着たら自分に合うのか?悩みますよね。初めてのスーツを着る目的は、季節は昼か夜なのか、人にどのような印象を与えたいか?こちらでは真剣にご一緒に考えていきます。

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スーツの歴史を簡潔に

スーツの発祥はイギリス宮廷、ビスポークで仕立てられ新しさより伝統を重んじ永く愛用、英国は階級社会、硬い素材、フル毛芯、パットがしっかり入った肩、美しくシェイプされたウェスト、とにかく見た目がバリっとしていなければなりません。その後、アメリカ、イタリア、フランス。そして日本へ、世界中のスーツ文化が誕生しました。スーツは、ラウンジコートと呼び、くつろぐための上着コート、スーツでした。coatコートとは?外套(雨や防寒用の服)、毛皮、表面処理を意味します。日本ではコートイコールオーバーコートを指します。
日本のスーツは仮縫い付きフルオーダーしかなく、とても高価でした。戦後オートメーション化が進み誰もが買えるようになり、時代と共に変化してきました。

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スーツには原理原則があり基本とルールを理解し、着こなしを含めスーツとご自身の格を同時に高めていきましょう。

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人は出会ってから、はじめの3~5秒で相手への第一印象が決まると言われています。視覚情報が55%(メラビアンの法則)

メラビアンの法則とは?

1971年に心理学者のアルメニア系アメリカ人アルバート・メラビアンが提唱しました。具体的には、話の内容等の言語情報(Verbal)が7%、口調等の聴覚情報(Vocal)が38%、見た目の視覚情報(Visual)が55%人に与える心理学の法則です。7-38-55のルールまたは3Vの法則ともいいます。

スーツとは自分を表すビジネスツール信頼を得るために、またお会いする方に対しての敬意の現れでもありますので第一印象の見た目はとても重要です。

お客様をお相手する職業の場合、お客様の服装よりカジュアルにならないことが前提です。

実際スーツの色柄で印象も決まります。そこで本日はビジネスで着るスーツのお形と色柄、夏と冬の素材の違いを簡単にご説明します。

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では早速

ビジネスで着るスーツのお形は3種類です。

①シングルスリーピースが基本(ネイビーであれば日本のドレスコード略礼装ダークスーツとあります急なお通夜や結婚式も可

ベストを着る理由は昔々下着であるドレスシャツお腹を人に見せては失礼、恥とされ、隠すためにベストを着用しました。

②シングル2個ボタン或いは、この20年近くは3つ釦段返りが主流です。

③ダブルスーツ(職種がアパレルやマスコミでない限り最初は避けましょう)

シャツは、セミワイド(襟が開きすぎないワイドスプレッド)の白無地と淡い無地のブロード素材

靴ベルトは黒で統一し、靴はカーフのストレートチップまたは内羽根のプレーントウ。ベルトはシンプルなシルバーバックルでピンのついた5個穴、3cm幅を。

ネクタイは、ネイビーのソリッド(無地)と同じくネイビー地にグレーの小紋柄(総柄、飛び柄)共に小さい柄が良いです。

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続いてスーツの色柄を深堀していきましょう。

無地のネイビーブルーnavy blueとチャコールグレーcharcoal gray2色が国際的なビジネススーツカラーです。

ネイビーまたはネイビーブルー海軍NAVYの制服であります濃紺を指します。(日本の紺は青紫、赤み、紫がかったお色です)

チャコールグレーとは炭、木炭という意味です。黒に近いダークなグレーです。

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ネイビーブルーの人に与える色の心理効果は信頼や誠実さ、一方チャコールグレーは落ち着き、控えめ、上品さなど。

政治家や弁護士さんのように立派なお立場の方は、ほぼネイビーブルーです。

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黑は?

欧米では現在過去共に黒をビジネスで着る文化や習慣はありません。

黑スーツ色の心理効果は?

暗黒、不安、恐怖、絶望、孤独、威圧感、死、威厳、重圧感

欧米では不吉、失望、陰険、悲哀、不名誉

また国により裏社会や闇社会の象徴する色をイメージするなどビジネスにおいては不安感を与えるお色となります。

誤情報に注意が必要です。

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無地に続き柄ものご紹介です。

②シャドウストライプ

同色の織りで表現したストライプ。遠目で見ると無地に見える素材。無地の次に無難です。

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③ピンストライプ

ピンの頭ピンヘッドの形状を並べたような細いストライプです。

1cm間隔のシャドーストライプやペンシルストはシャープなイメージ。

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④ペンシルストライプ

ペンで描いたような細いストライプです。

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⑤チョークストライプ

チョークで線を引いたような太目でぼやけた印象のストライプです。

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画像下へ行くほど(ピッチ)間隔が広くなりカジュアルよりになります。

まず最初は①の無地がお勧めです。

色柄は濃い色がフォーマル感が出ます。対して明るい色や線が増えれば増えるほどカジュアルな印象を与えます。

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次に季節別の素材を深堀していきましょう。

冒頭で述べた通りスーツとは自分を表現する大切なビジネスツールです

信頼を得るためにスーツを着ることは相手に対しての敬意の現れとして、季節に合った素材のスーツを着ているか、ここは見られていますのでとても重要です。

当方が前職二人で大手企業へ外商へ行った時の事です、当方の先輩にあたる方が先方の役員の方から“5月なのにあなたの着ているスーツはどう見ても秋冬ものだよね、無頓着な人だね”と笑いながらご指摘されたことを思い出します。大きな会社の役員の方は一瞬で目の前の人の生活をも見抜くと言いいます。

信用は安心となり信頼関係となります。

スーツを着るお立場の方にとって、その外見は企業イメージに直結といっても過言ではありません

外見を戦略的に捉え、ご自身と企業価値を高め、信頼を獲得して、さらにチャンスを広げるという発想は、当然になりつつあります。

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その前に

◆事実確認です◆

関東は、5月には気温35度を越え40度近い高温多湿、半袖半ズボンでも暑く10月まで猛暑が続きます。対して冬の温度は1桁台、今年1月から数度雪が降り引き続き3月中までは雪が降り通勤ではウールのロングコートは手放せないほど寒いです。1年を通じて雪国や温暖な国とは環境があまりにも違います。夏と冬で気温30度の開きがある関東は他で類を見ない、寒暖の差がはっきりとした春夏秋冬、四季があります明らかにヨーロッパとは気候が違います。

事実上スーツ生地は春夏、盛夏、秋冬、冬の4つの生地が昔から存在します。

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季節に合った生地の選び方とは?

では深堀していきましょう‼

夏はコットンやリネンもありますが、初めてのスーツという事で今回は割愛させていただき、基本的な獣毛でありますウール(羊毛)で解説いたします。

素材は大きく2つに分類されます。

①-1生地表面がツルッとした梳毛【(そもう)織り目が一方向を向いていて滑らかで適度な光沢があります】というギャバジンやデニムなどの綾織り(別名ツイル)秋から冬を挟んで春先までの3シーズンです。生地の表面に斜めのうねがあるのが特徴です。

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①-2一方、平織りのトロピカルウールやモヘア(アンゴラ山羊)は春から夏を挟んだ秋口までの3シーズンです。綾織りと比較すると平織はタテ糸とヨコ糸を交互に浮き沈みさせて織られていて画像のように透けます。清涼感があり快適に過ごせます。また生地の厚さだけではなく重さ(目付け)も違います。春夏の目付は1m230g前後、秋冬は260ぐらいから400gぐらいまで

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盛夏対応の素材は、このぐらい透けます。夏向き素材です。

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②2つ目が紡毛【(ぼうもう)繊維自体が多方向に向き膨らむことで空気を多く含み暖かいです】素材、サキソニーからツイードを中心とした厚手の冬らしい素材です。(今回画像はわかりやすくするためカシミヤです。)ややカジュアルな印象となります。

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夏と冬の素材の違いまとめ

スーツ生地は、梳毛(春夏と秋冬があり)と紡毛(冬用)があり、織物は三原組織といい綾織り(秋冬)、平織(春夏)、朱子織(サテン)がございます。

厚さ薄さだけではなく目付け重さも関係します。

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オールシーズンのスーツとは?

結論から申し上げますとオールシーズンの生地はございません。1着のスーツを1年着ることは不可能です。

例えば綿素材のルームウェアを例にしましょう。

お休みの時にTシャツ素材を冬に着ないと思います。

またスウェットを夏着ません。

元々素材は現在過去共に春夏、盛夏、秋冬、冬素材の4つだけが存在し季節により着る素材をかえます。

万一通年生地があるのであれば、例えばゼニアのクールエフェクトや極寒で着るアウトドアブランド高級下着のようにテレビは勿論、各メディアで情報公開されるでことでしょう。

スーツ屋さんは遅くても3月に春夏9月に秋冬へと衣替え展示生地やスーツが全て変わります。

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背抜きと総裏

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当方がアパレルの業界に入ったころ、筋金入りの先輩方は、口をそろえてスーツは春夏も秋冬も総裏が基本、総裏にすることでスーツ生地の消耗や劣化にならぬようにしましょうと教育を受けました。

しかし先程述べた通り、日本の関東は高温多湿5月から気温35度超え40度近い天災ともいえる状況が10月まで続きます。冬とは気温が30度違います。5月以降休日は短パンTシャツでも暑い夏、上着を着て仕事をするビジネスマンにとって、厳しい時季です。

既製服は昭和も平成も令和も春夏生地の季節は背抜きが中心です。スーツを着られる会社の社長様は春夏は背抜きがあたりまえと仰います。

これに賛同します。

現実を直視し、英国が欧米がではなく、映画や音楽も時代はモノラルではなくデジタルの時代、懐古主義の殻を破り抜け出すことが現在を活躍するビジネスマンの姿ではないでしょうか。

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まとめ

スーツを着るお立場の方にとって、その外見は企業イメージに直結といっても過言ではありません

いつ着るのか?目的は?着ることによりどのような印象をあたえ残したいか?色の心理効果を理解し、TPOにあうスーツを選びましょう。

・鉄板は、無地のネイビーのスリーピースとチャコールグレーのシングル2個ボタン、現在の主流は3つボタン段返りサイドベンツ、タック入りパンツです、こちらを濃い目を秋冬用と1トーン明るいモノを春夏用として合計4着をはじめに揃えましょう。

※現在日本で主流の3つボタン段返りは1910年米国のブルックス・ブラザースが起源です。

・英国のサヴィルロウでは3つボタン段返り(真中のボタンまで襟が折られたスタイル)はハウススタイルにはないようです。3つボタンのハーフ(第一ボタン下までのロール)はウィンドウで見かけます。

・イタリア人の中で米国ブランドのオールデンが好きな方がいるように3つボタン段返りも米国の影響、イタリア大御所ブルネロ・クチネリ、ナポリのKITONでも見かけます。

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センターベントとサイドベンツ

ベントとは?風が通る通気孔を意味します。

・センターベントとは、英国貴族が午後の日課である乗馬の際、動きやすくするために真中に、日本では馬乗りと呼びます。

・サイドベンツは軍服にサーベル(剣)が収まるように左右にスリットをいれました。剣を帯刀するために考案され、日本では剣飾りと呼びます。

フックベントとは、カギ型、モーニングコートやアメリカントラッド(アイビー)のジャケットなどで見られます。アイビーリーグとはアメリカ8大学、1950年代にインターナショナル・アソシエーション・オブ・デザイナーズからこれからのトレンドとアナウンスメント、アメリカで当時流行ったようです。

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クールビズ

クールビズの鉄板では、ネイビー無地のジャケットにパンツはグレー無地(ミディアムグレー『濃くも薄くもない中間の明るさ』とライトグレー『明るめ』)を揃えましょう。

・シャツはセミワイドの白と淡いブルーの無地ブロード素材

ブロードとは?

アメリカではブロードクロス、イギリスではポプリンと呼びます。

特徴は平織り、強度、薄手で光沢がございます。

・ソックスをきちんとはき(ソックスのお色は靴の色かスーツの色、ロングホーズが基本)

・靴ベルトは黒で統一し、靴は(下記画像)ストレートチップまたは内羽根のプレーントウ、ベルトはシンプルなシルバーバックル、ピン付きで5個穴、3cm幅

なぜ茶靴ではないかというと、英国ではカントリー田舎と都市とで服を着分けます。貴族の午後の日課は乗馬、土色に近いブラウンのブーツをはき乗馬を楽しみます。しかし都市へは正装して黒の靴をはく文化です。したがって式典には黒をはきます。

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正礼装とビジネスのてっぱんシューズとは?

オックスフォード=内羽根は貴族の室内履きから派生しているため、正装向きに(紐を通す羽根と甲が一体化)

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ダービー左(外羽根カジュアル)とオックスフォード右(内羽根)正装があり、ご注意

 

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黒のストレートチップ(上画像)ストレートチップ=キャップトウは、軍靴から派生しています。世界的に人気の高いフォーマルシューズ。

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内羽根のプレーントウ、ホールカット(2枚目画像)は上品、永遠の不滅

お洒落は足元から、靴を見ればどれだけ服に気を使っているか!その状態を見られています。

ホテルやレストラン他では服や時計よりも靴が見られていますので、気を使いたいところです。

状態を見られています。たとえジョンロブやエドワードグリーンであっても、見た目のダミージや履いたシワや変色、傷は消えませんので著しく劣化していないか?チェックが必要です。

むしろジョンロブやエドワードグリーンでなくても深いシワのない新しいきれいな磨き上げられた靴のほうが人に与える印象が良く、今後靴を購入の際は、ご自身の足の特徴サイズに合う革靴をシューフィッターがいる信頼できる環境でのショップで良い靴を購入しましょう。

その後エイジングです。

カーフ素材で深いシワのない磨き上げたピカピカ光沢のあるエレガントな靴で気分を高めてみてはいかがでしょか

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タイムレス普遍的なアイテムである上記を揃えれば、様々なビジネスシーンで初対面商談のとき安心、信用、信頼獲得でき、ビジネス万能となります。

※注意点は、ビジネスで黒スーツを着るのは一部の日本人だけ

・1年通じて着れる素材のスーツは現在過去共になく無理ということです。開発されたときは各メディアで情報公開されることでしょう。

・茶靴は平成のトレンドもの

当方は是々非々(意味は良い事は良いとし悪い事は悪いと公平に判断すること)

・懐古主義や個人の好み、誤情報に惑わされず、正しい現代の普遍的な情報を吸収することが重要です。

・近年プライベートもビジネスも海外へ行くことも、また海外からお越しになられる方も多くなりました。

外見は企業イメージに直結といっても過言ではありません。正しい国際的なルール、マナ―、秩序、知識を身につけることが必要です。

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スーツの歴史について、勉強されたい方は

次の2冊がお勧めです。

キャリー・ブラックマン(メンズウェア100年史)

ハーディー・エイミス(イギリスの紳士服)

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