平素は格別の引き立てを賜り、誠にありがとうございます。
こんにちは、ニホンギです。
今回は、
スーツのスーパー表記と番手の違いについて
に解説させていただきます。混同しがちですが別物です。
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はじめに
スーツのSUPER (スーパー)表記とは?
SUPER | ミクロン |
SUPER80’s | 19.5ミクロン |
SUPER90’s | 19.0ミクロン |
SUPER100’s | 18.5ミクロン |
SUPER110’s | 18.0ミクロン |
SUPER120’s | 17.5ミクロン |
SUPER130’s | 17.0ミクロン |
SUPER140’s | 16.5ミクロン |
SUPER150’s | 16.0ミクロン |
SUPER160’s | 15.5ミクロン |
SUPER170’s | 15.0ミクロン |
SUPER180’s | 14.5ミクロン |
SUPER190’s | 14.0ミクロン |
SUPER200’s | 13.5ミクロン |
SUPER210’s | 13.0ミクロン |
SUPERは恒長式(こうちょうしき)により、一定の長さと量、羊毛のみの原毛の繊維の平均直径の細さを表す単位です。
SUPER表記の単位10ごとに0.5ミクロンが前後いたします。
スーパー表記はIWTOがラベリングシステムを導入し、上記表のように分類し、具体的に数字にしたことでわかりやすく統一いたしました。
ザ・ウールマーク・カンパニーで管理されています。
国際羊毛繊維機構IWTO(International Wool Textile Organizationとは?
モーリス・デュブリュエルが初代会長に就任、1930年に発足、羊の福祉を促進する上で重要な役割を果たし続けています。
具体的に繊維の細さが、どのように違うのでしょうか?
人の髪の毛が50から100ミクロンですのでSUPER 100’S(18.5ミクロン)の羊毛の繊維がいかに細いか、なんとなくでもご理解いただけたでしょうか?
1ミクロンは1000分の1mmで1マイクロメーター
1ミクロンとは1mの1000万分の1(10のマイナス3乗)
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次に番手とは?
番手は恒重式(こうじゅうしき)により、重さが固定で決まっています。1kgに対して数字が多くなるほど、糸が細くなります。
番手の単位重さ⇒1ポンド(453.6g) あたりの長さ840ヤード(768m)のものを1番手といい、糸の太さが細くなると番手の数字も大きくなります。
一般的に出回っている仕事用のシャツ生地は50~120番手、80番手からやや高価になり、100番手以上はブランドにより1枚数万円単位となります。
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まとめ
スーパー表記は主にスーツ、ジャケットに使用する羊毛の繊維、使用した(毛)の平均直径の細さを指し
番手は主に綿シャツの糸の太さを指します。
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補足
ロロピアーナのSUPER 150’Sと他ブランドのSUPER 150’Sは見た目も違います。言い換えると同じSUPER 150’S表記でも違いがあるという事です。ここがお値段の差です。ご自身で良し悪しを判断する知識、目を養うことも今後必要です。
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