既製品のスーツとオーダースーツのサイズ比べてみた【アーク富士店】

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こんにちは富士店の鈴木です。

 

今回は既製品のスーツで富士店鈴木はサイズが合うのか!?

というのを検証していきたいと思います。

 

さて、まずは私鈴木のスペックとサイズの見方から見ていきましょう。

 

身長 165㎝

体重 63キロ

 

バスト96cm

ウエスト(中胴)82cm

ヒップ97cmは

身長低め、体重は身長から見ると標準

自己診断は痩せろ!です。

手足は短めです。

 

現代日本では低身長

数百年前なら高身長といったところです。

この表現以前にもした記憶が、、、

 

次にサイズの見方です。

スーツのサイズはバスト、ウエスト(中胴)、身長を元に

サイズが定められています。

 

簡単に説明すると体型をアルファベット

身長を数字でサイズを分けています。

 

体型の方はバストとウエスト(中胴)の寸法差によって分けられています。

バスト-ウエスト=〇〇

となっていてこの〇〇の部分にくる差寸でおおよその体型を見るわけです。

実際にどうなっているかというと、、

バスト-ウエスト(中胴)の差寸

Y体   16cm

YA体   14cm

A体      12cm

AB体   10cm

B体     8cm

BB体   6cm

BE体  4cm

E体   差寸無し

 

このようになっています。

身長は数字で表示されます。そちらも見てみましょう。

 

2 155cm

3 160cm

4 165cm

5 170cm

6 175cm

7 180cm

8 185cm

9 190cm

となります。

 

では私のサイズで確認してみます。

まず差寸を確認します。

バスト96-ウエスト82=14

これが差寸になります。

 

身長は165cmなので4になります。

すると基準になるサイズはYA4という事になります。

市販のスーツのサイズを見る場合はこれを基準に見ればいいという事ですね。

 

では実際にいつも自分が来ているスーツとおおよそのサイズ感を

比較していきましょう。

では、既製品のYA4のおおよそのサイズを確認します。

とは言っても既製品でYA体が無い所がほとんどなんです。

これ自体は体型にもよりますがそんなに大きな問題ではないので

隣接している規格を見ましょう。

私でしたらA4になるのでそこを見ていきます。

※Y体は恐らくきついです(笑)

某既製品店様の公開しているサイズスペックで普段着ているものに

一番近いものを選択して見てみます。

 

 

A4サイズのスーツ     アークで作ったスーツ

肩巾 43.5cm   43~43.5cm

スーツですごく大事な”肩”になりますが

これはいつも着ているスーツと同じでした。

作っているスーツに0.5cmの幅があるのは生地感や肩パッドの有無によって

サイズを少し変えています。

ですが、これはピッタリと言って差し支えないでしょう!


 

着丈 69.5cm   66~68cm

ジャケットの縦の長さにあたる着丈です。

こちらは既製品の長さだと私にはかなり長く感じます。

普段着ている物はジャケットかスーツかという点。

あとはフォーマルかカジュアルかで長さを変えています。


 

袖丈 59cm     56cm

袖の長さです。

こちらも既製品の物だとかなり長く感じます。

袖丈はワイシャツとも関わる部分ですが

私の場合既製品のスーツを着るなら

ワイシャツの裄丈も長いものを選択する必要があります。


 

胴囲 87.5cm   88cm

ジャケットのウエスト部分にあたります。

中胴とも言われます。

ほぼ、誤差の範囲内の数値に収まっています。

こちらのサイズで言えば私が普段着ている物は

ゆとり少なめです。本当はもう少し大きく作る方が楽ですが

痩せる!と息巻いてサイズを大きく変えてない所があります(笑)


 

胸囲の数値は公開されていなかったのでスラックスのデータを

見ていきます。(ノータック)

 

股上 21.5cm   22.5cm

スラックスの股の分かれ目から上の長さの事です。

スラックの履き心地に関わってきます。

既製品の股上が1cm浅い結果になりました。

恐らく少しきつく感じるかと思いますが履けないことはない

というサイズ感だと思います。


 

渡り巾 32cm   33.5cm

太ももの太さの部分です

これは一周の半分の値の表記になるので

既製品のスラックスでしたら一周で64cmの太さになります。

私の実際の太もものサイズ57cmなので

64(スラックスの太さ)-57(実際の太もものサイズ)=7(ゆとり)

というような計算でどれくらいのゆとりではいているかが分かります。

私が普段履いているスラックスでは太ももに対して10cmのゆとりを入れて

結構楽めになるように作っていますので

7cmのゆとりですと私の場合はきつく感じます。


 

ヒザ巾 21.8cm   22cm

ヒザ部分の太さです。

こちらも渡り巾と同じように半分の数値で表されています。

こちらはほぼほぼ同じですね

着心地の違いは無いでしょう。


 

裾口巾 19cm     18cm

スラックスの見た目やふくらはぎ近辺のゆとりにも関与する場所です。

既製品のスラックスは普段の物より太い印象になります。

普段履いている物の方がより裾に向かって細くなっていくようなシルエットになっています。

ここはスラックスの丈の長さにも関係しますが

自分が履くとするなら有りかなといったところです。


 

スラックスのウエストとヒップの表記はなかったので比較は以上になります。

こうして改めて比較してみますと

縦の長さは基本長く横のサイズはスラックスがややきつめという様な結果となりました。

既製品のサイズは基本的には標準的な体型を元にサイズを決めていますので

私の場合はサイズがあっていなかった部分が標準的なサイズと違う部分という事になります。

その部分をオーダーでは好みも含め、サイズを変えているという風にも言えます。

 

今回は単純に公開されているデータをもとに単純なサイズの比較をしましたが

もちろんより細かな体型や姿勢の部分。

スーツ自体の形によって着心地は大きく異なりますので

数値の比較で既製品のスーツはサイズが合ってないという事にはなりません。

実際に着てみないと分からない部分はありますし

お客様のスーツをお作りさせて頂く時も”数値”だけを

見ている訳ではなく、今回は紹介していない様々な要素を考慮して

スーツをお作りさせて頂いております。

 

また、このブログを書くにあたり

いろいろとデータを公開しているスーツのサイズを見てみましたが

私の場合は基本的には今回の結果と近しいものになっていました。

私の場合はネックは”丈”ですね(笑)

 

繰り返しにはなりますが今回の数値の比較が全てではありませんし

これは、あくまで私”鈴木”の例であるという事も改めて付け加えさせて頂きます。

 

少しでもスーツを選ぶ際の参考になれば幸いです。

 

今回はこれで以上となります。

 

最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

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