みなさん こんにちは!
鷹匠店 鈴木でございます^ ^
”目は口ほどに物を言う”と言いますが、
スーツ発祥の国イギリスでは”手がその人の人となりを表す”…と考えられているようです。
・指の指し方
・腕の組み方
・爪の整え方
確かに、手の動き・所作にはその人の性格や品が表れているように思います。
300年前、
イギリス貴族のジャケットの袖(カフス)には折り返しがあり、
その折り返しをさらに釦で留めていたようです。
イメージ図↓
また、シャツの手首周りには巨大なフリルが付いていて
そのフリルを上着から出すのが正しい着こなしだったとか…。
「手元を華麗に飾ることで周囲の視線を集める」
貴族らしい自信の表れ、なのかもしれません。
ちなみに、
当時の上着の袖に付いていたボタン、
なぜこんな邪魔なものを…と感じますが 笑
まさにこの「邪魔なもの」→「労働には邪魔なもの」→「労働する必要がない階級」となり、
肉体労働をしなくてもいい階級者としての特権を見せびらかしていた…
と考えられています。
なかなかイヤな奴ですね笑
でも そんな仕様も現代にしっかり受け継がれています。
「袖釦の方が多いほどクラシック」なんて言われるのはまさにこの理由でしょう。
アークでは袖釦の数も選んでいただけます
カジュアルな2個釦もよし、クラシックな4釦もよし です。
そんな歴史を感じるお話。
では、また次回