みなさん こんにちは!
鷹匠店 鈴木でございます
先日 草薙時代から来てくださっている
エスパサポの社長さんが鷹匠に来てくださいました^^
K社長いつもありがとうございます。
本当にフィッター冥利に尽きます。
でもユニフォーム5枚は買いすぎです笑
さて、今回は【アークでお得に生地を選ぶ方法】のご紹介です。
これまでのブログでも触れてこなかった部分ですので、
顧客様も、初めての方も、ぜひ参考にしてみてください^^
【アークでお得に生地を選ぶ方法】
それは店頭に並んでいる生地を素直に選ぶこと!!………です
「当たり前では…?」
「それ以外の選び方を知らんけど…?」
という声が聞こえてきますね笑
ご安心ください!
知らないほうがお得に買えるため、
今までブログにしてこなかったのです笑
生地の流通や仕組みを知ると納得かと思います↓
【生地の流通について】
そもそもアークでスーツを作る際、まずは生地選びから始まります。
価格によってコーナー分けされているのですが、
実は店頭の生地以外にも選んでいただける生地が多数あります。
「取り寄せ生地」と言われるものです。
生地問屋が提供しているバンチの中から生地を選び、取り寄せ、
その生地をアークの工場で縫製していく……
という作り方をします。
図にするとこんな感じです↓
【お客様】
↓オーダー
【オーダースーツ店】
↓発注 ↑バンチ提供
【生地問屋】
↓生地発送
【縫製工場】
【アークの店頭生地が安い理由】
一般的なオーダースーツ店では
この「生地取り寄せ」方式が一般的です。
なぜなら膨大な数の生地を店頭に展開しきるのが不可能だからです。
どのお店にも「バンチ」と言われる生地の見本帳を用意し、
そこからお客様に生地を選んでもらう…というわけですね。
なので通常、
オーダースーツ店と縫製工場は全くの別会社です。
ただ、アークはその中でも例外です。
オーダースーツ店でありながら自社の縫製工場を持っており、
さらに季節ごとに生地をメーカーから直接大量に買い付けています。
つまり生地問屋的なことにも手を出しています。
注文の度に、生地をその分だけ問屋に発注(取り寄せ)するのと、
一括仕入れでは最終的なスーツの価格にかなり差が出ます。
一定以上の店舗数と販売着数がなければ難しいことだと思います。
仕入れたはいいけど売れない…が
1番ダメージ大きいですよね…。
なのでアークで1着○○○円のスーツは
他社で同じものを買うと数千円高いはずです。
そして高い生地ほどその差は大きくなります。
例えば↓
左がバンチ、右が店頭生地。どちらも同じ品番です。
”CANONICO”(カノニコ)というイタリアのブランド生地なのですが、
店頭の生地を選ぶと1着58,000円、
同じ生地を取り寄せると1着65,000円です。
けっこうインパクトのある差額ではないでしょうか。
7,000円あったら焼肉でお腹いっぱい食べられますね笑
だからといってバンチが悪いわけではありません。
私はバンチから作りまくっています笑
なぜなら、店頭生地にはない、膨大な量の生地があるからです。
値段云々も大事ですが、
たくさんの生地の中から選ぶのもオーダーの楽しみ方の1つですよね。
というか、バンチの価格が正規のオーダー商品の金額なのであって、
店頭生地が割安…というイメージが正しいのだと思います^^
今回はそんな裏話…
また次回